発表会 涙の部分


12月、最後のイベント出演終わりました。


まだまだだなぁって反省ばかりだったけど、新しいことを始めるってそんなもの。




正解のない音楽は自分次第でどこまでも成長できるから楽しい。







発表会の最後に私のあいさつを毎回するんですが、何となく1日くらい前からこんなこと話そうかなとか考え始めます。原稿を書いたりするわけじゃないから、できるだけ簡潔に伝えたいことをと思っているけど、いいあいさつができたりできなかったり。



今回は『役割』と『10年目』について話そうと決めていました。人って自分だけのことを考えて生きていくってほぼない。母だったり妻だったりPTAの役員だったり仕事上の立場だったり・・・何かの役割をもっています。




その役割は自分のためにするというより、誰かのためにするってことも多くてたくさん役割をもっていれば大変ではあるんだけど幸せをもらえるチャンスもふえる。




『ピアノの先生』っていう役割を持っている私ですが、この仕事をしていてよかったって思える時ってやはりレッスン生からもらう。『練習してきた』『素直にレッスンの内容を表現しようとしてくれた』『楽しそうに弾いてくれた』『できなかったことができるようになった』などたくさんあるんだけど、私がピアノの先生をしていてよかったって思える機会をたくさん与えてくれた子が一人いるんです。教室がオープンしてすぐに入会してくれて年長だった子が今年中3。10回続けてきた発表会にも全て参加してくれて、小学校までしか参加できないイベントも全て参加してくれてきた子。




わたしにとっては特別な子。





その子のことを話そうと思ったら涙がでてきて・・・。かなり感極まって話をしました。そして、その子に10年間発表会で演奏した曲のお手紙とプレゼントを渡そうとステージによんだらその子も大泣き。




伝えたいことが伝えられてうれしかった。




後日、その子からもらったお手紙に『ピアノは私の生活の一部です。それは先生に出会えたおかげです。毎日ピアノを弾くことが楽しくて仕方がありません。これからも大好きなピアノを大好きな先生と一緒に弾きたいです』って書かれていて、また泣いた。





教室のみなさん10年目の発表会、本当にご参加いただきありがとうございました。



ちなみに、高校でもつかえるようにパスケースをプレゼントしたんだけど、私は人にプレゼントをあげる時かなり悩むタイプで『好きなものをあげたい』って思う気持ちが強すぎて何日もどれがいいか迷ったり、数日にわけてお店に行って本当にこれがいいかって悩むタイプ。




今回も何のキャラクターが好きなのか、どういったものが好きなのか分からず・・・。レッスンにスヌーピーのトレーナーを着てきたことがあって『スヌーピー好きなの?』って聞いたら『いいえ。特に。』っていわれて。持ち物とかも見ていたんだけど(ストーカーみたいだけど)分からず。




子どもに『高校生の女子はどんなのを持っているのか調べてきて』っていって、調べてもらった中で自分が好きなものをあげました。



発表会はするまでは本当に大変だけど、終わった後のこの満たされた感覚は特別なのでするだけの価値があるって思っています。



さて来年は会場とれるのか…。



鹿児島市吉野町のピアノ教室  | おんがく教室 オトノ葉

「いつもそばに音楽がある」をコンセプトにしたおんがく教室・・・。一人ひとりの想いを大切に、ピアノの技術はもちろんのこと、楽譜を読む力や音楽を表現するための感性も育みます。

0コメント

  • 1000 / 1000