アンサンブル全体練習会


夏休みに発表会のアンサンブルステージに向けて全体練習会を行いました。


今年のアンサンブルステージは『ぐるぐるぴあの』と『ソウル ボサ ノヴァ』の2曲。


ただ弾くステージではなく動きをつけたり、アレンジしたりエンターテインメントとして質をあげたい。1回目の練習会で合奏までもっていって、どんな感じに見えるかを動画で確認し、今後はよりよくなるように中身も変えていきます。


結構、思いつきで変えるけど子ども達は順応性が高いというか臨機応変というかよく理解してやってくれます。



動きも恥ずかしさがあるのは参加回数が少ない子。何度も参加している子は恥ずかしさが前に出てくることがなくなってきたなって感じます。見ていて楽しいなって思うステージは演奏者が楽しさにあふれているときなので、目指すステージの姿は高校の部活の定期演奏会レベル。無理だけどね。



高校の定期演奏会とか見ると音楽っていいなぁ…全力って素敵だなぁって毎回わけの分からないやる気をもらいます。





ソウル ボサ ノヴァはリズムが難しいけど、音的には2つのパターンが主になっているので弾くことはすんなりできます。



大事なのはリズム。安定したベースがあることでメロディが躍動的になるからとっても大切。そして今回のリズム隊はベテラン5年生組。4人でほったらかしていても、仲良く練習してくれています。リズムはあってなかったけど、ここはレッスンの中でやっていくから大丈夫。大切なことは自分たちで声をかけながら練習する心です。




そして幼稚園から5年生までいる鍵盤ハーモニカ隊。


幼稚園の子どもたちがしっかり練習してくれていて、本当にうれしい。終わった後お母さんから『家で練習するより、帰ってきた時の方が上達していました。どんな音楽か分からずにやっていたのがお兄さん、お姉さんのおかげで楽しく自信をもって演奏できてきたようです。すてきな体験をありがとうございました』ってメールが届きました。



感動。



アンサンブルの意味って本当にそういうところ。




年齢や経験もバラバラだけど、やっぱり練習する子がアンサンブルをひっぱってくれます。そして、その子は自分ができることを知ってもっとピアノが好きになる。音楽の楽しさを知る1年に数回しかない機会。経験をつんで一人で弾くピアノだけではない音楽の楽しさをたくさん知ってほしいと思います。





アンサンブルのもう一つの目的は音楽によるつながりを持つこと。



私はかなりの人見知りだし、誰かに気軽に話しかけられるタイプではないけど、音楽仲間とはぐっと近寄るし教えあうことで学ぶこともたくさんあります。



違う学年や学校が集まった時に声をかけて教えてあげられる子どもを育てたい。何人かできる子もいるけどそのプレッシャーで泣いちゃう子もいます。そこを『みんなでやろう』って言える雰囲気を作れる力や心を育てて、小さな子どもたちがあこがれるような人になってほしいなって思います。性格や素質によっては難しいのかもしれないけど、踏み出せる勇気をもってほしいな。




次の全体練習会は本番前の最終仕上げ。今週のレッスンでこの全体練習会は欠席だったけど、私の送った動画を見て完璧に弾けている子がいて驚きました。練習がんばったんだろうなって思うのと同時に、最近のその子を見ているとピアノの練習の意味を分かってきているんだろうなって才能の開花にワクワクしているところです。






鹿児島市吉野町のピアノ教室  | おんがく教室 オトノ葉

「いつもそばに音楽がある」をコンセプトにしたおんがく教室・・・。一人ひとりの想いを大切に、ピアノの技術はもちろんのこと、楽譜を読む力や音楽を表現するための感性も育みます。

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